201601.30
住宅の購入を決める際には、価格や間取り、立地などを条件に決めてしまう人が多いかもしれません。しかし、住まいは一度買うとなかなか買い替えのできないものです。
居住者は長年住んでいるうちに年齢を重ねていきます。若い時には何とも思わなかった部分が「暮らしにくい」と考えることもあるのが現実です。少しでも暮らしにくいと感じた場合には、バリアフリーを意識したリフォームをするのも暮らしを快適にするポイントです。
若い時には一戸建ての建築を夢見ることがあるでしょう。広い庭に2階建ての一軒家には、一度は憧れを抱いたことがあるという方もいるかもしれません。しかし、年齢を重ねてきた時には、2階建ての一軒家は住みにくいと感じる人が実は多いのです。
こう感じる理由の最も大きいのが「2階部分」の存在。通常、2階に行くときの移動は階段です。しかし、年齢を重ねて高齢と言われる年代にさしかかると、足腰が弱くなってきて、階段の移動が大変になってくるものなのです。
また、子供達が巣立った後には、主に子供部屋があった2階部分は使わず空き部屋のまま、さらに配偶者を亡くしてしまい一人暮らしになってしまうと一軒家は広すぎて維持が大変なケースもよく聞きます。誰も住まない空き部屋のまま放置している2階部分であっても面積が税金に参入されるので、何かと暮らしが大変な高齢者には負担が大きいと感じてしまいますね。
一方、ワンフロアで各家庭の居住空間が構成されるマンションは、階段がないので高齢者の移動も苦になりません。建物へ入って自分の部屋に行くには、エレベーターで移動できるのも魅力ですね。
マンションは階段がなくて高齢者には暮らしやすいといっても、バリアフリーの観点から言うと、不便と感じてしまう点がいくつかあるのではないでしょうか。
近年は「バリアフリー」という言葉も多用されており、多数の方が言葉の意味をご存知だと思います。また、バリアフリーを重視した建築も注目されています。住宅やマンションを売りに出す場合には「バリアフリー物件」というような謳い文句をよく目にしますよね。
しかし、築年数の古い中古マンションを購入した場合には、まだまだバリアフリーが注目されていない時期の建築ですから、不便と感じる部分はあるでしょう。
そこで、中古物件を購入した人が将来的なことを見据えて、バリアフリーリフォームを行うことが多くなってきています。
◎段差の解消
バリアフリーというと段差の解消をまずイメージされる方が多いのではないでしょうか。住まいの中には段差が結構存在します。部屋と廊下の部分にある段差ももちろんですが、最も気をつけたいのが脱衣室から浴室内の段差。
つまずいてしまうと転倒の恐れがあるため、気をつける必要があります。この部分では、高齢者に限らず、子供達にも危険が起きる箇所です。
◎手すりの取り付け
年齢を重ねていくと、何げない動作でさえも大変になってきます。歩く時、立ち上がるとき、座る時に手すりがついていると大変ありがたいものです。
そこで、玄関や廊下、トイレ、浴室に手すりを設けるリフォームをすることがあります。手すりの取り付けは比較的簡単にできますので、不要である時につけてしまうと邪魔になってしまうこともあります。必要になった、その時の状況に応じて取り付けをするのが理想的です。
◎引き戸への交換
移動をスムーズに行うには、ドアの種類にも気を配る必要があります。開き戸から引き戸への交換は、多くの高齢者が注目しているリフォームです。軽い力でドアの開け閉めが可能ですし、万が一車いすになったとしても移動が楽になります。
◎ユニットバスへ
築年数が若干古い中古マンションですと、まだまだタイル貼りの浴室であることが多いです。この場合には、排水の関係上、脱衣室と浴室内の段差があり高齢者には大変危険です。また、タイル貼りの洗い場は滑って転ぶ危険性も考えられます。さらに、浴槽は高く、またぐ時には足を高くあげる必要があり大変危険なのです。高齢者に優しいリフォームを考えるならば、ユニットバスにすることをお勧めします。
ユニットバスにすることで、次のようなバリアフリーのメリットが手に入れられます。
・浴室から洗い場への段差がなくなる
・洗い場の床が滑りにくい
・手すりが取り付けられていて安全
・浴槽に入る時に入りやすい
また、冬場には急な温度差により浴室内での事故も多数発生しています。浴室内に浴室暖房を設置することで、冬のお風呂も快適になるでしょう。
管轄裁判所と
事件番号を入力して下さい。
ペナルティは、2つあります。
①納付済の保証金の返還が受けられません。
②入札した当該同一物件が再び期間入...