201607.21
マンションに住む人の家族構成はさまざまです。従来の夫婦と子供の一般的なファミリー世帯の形以外にも、社会の成熟に伴い、金銭的に余裕のある生活をしたいからあえて結婚しないといった理由でのシングル世帯も増えてきています。
単身でマンションを購入して生活する「シングルライフ」ならではの特徴やリノベーションのススメについて考えてみましょう。
近年、日本では晩婚化が進んできていると言います。東京を中心としてアラフォーと言われる年代になっても、独身ライフを謳歌しているビジネスパーソンも珍しくはありません。
この頃になれば、ある程度の貯金も収入もあって、マンション購入も苦にならない方々も多いでしょう。また、年代が上がるにつれて住宅の購入も難しくなり「マイホームを購入するなら今」と考えて、中古マンションの購入に踏み切る人も増えているのです。
そして最近増えているのが、20代後半から30代にかけてのアラサー世代。結婚はまだだけれども将来に備えてマンション購入をしておく、といった堅実的な考えの人達も増えてきています。若いうちに購入しておくことで、ローンの支払いも早めに終わるというメリットもあるのかもしれません。
このような方々が自分のスタイルにあったリノベーションをして、シングルライフを楽しんでいる生活スタイルが注目されてきています。
家族で住む時と違って、シングルライフの特権は「自分だけの空間」が持てることです。誰かと暮らしている時には、リビングやキッチン、バスルーム、トイレなどは共同スペース。自分仕様に手を加えるというのは、なかなか難しいものですよね。自分の部屋だけが、自分好みに変えることができる空間でした。
一方、シングルライフは居住空間すべてが自分のもの。玄関を入った瞬間から、自分のこだわりや個性を演出することができるのです。リビングもキッチンもバスルームもトイレもすべて、自分の自由な発想を駆使してコーディネートを楽しむことができます。
シングルライフで配慮したい点は、部屋数ではないでしょうか。中古マンションを買って部屋数が多くても、居住するのは一人のみです。シングルライフには使わない部屋があることで、無駄なスペースを作ってしまうことにもなります。
そこでおススメなのが、ワンルームにしてみること。実はこれには使わない部屋のスペースを有効活用する以外にもメリットがあるのです。
まずは「通気性がよくなる」ということです。マンションの場合、部屋数が多いと壁に遮られて、風通しが悪くなることがあります。しかし、間仕切りであった壁を取り去り使わない部屋とリビングを一緒にしてワンルームにすることで、通気性がよくなるメリットがあるのです。
また、風通しのいい部屋は結露対策にも有効です。さらに遮る壁がなくなったことで、明るい開放的な空間ができるのです。自分だけの誰にも邪魔されない空間でのびのびと過ごすこともできます。
そして、寝室の扉を間仕切り扉にするというのも、部屋を広く見せる工夫。日中は、間仕切り壁をすべて開けておけば広々と明るい空間となります。寝る時には扉を閉めてゆっくりとした寝室にするという方法もあります。寝室を状況に応じて、オープンにするのには、将来のことも考えた配慮ともなります。病気やけがで寝室に寝ることが多くなった場合でも、寝室を扉の開閉ができると、リビングを見渡せる明るい空間の中で過ごすことができるメリットがあるのです。
シングルライフは個性を強調したリノベーションをする方が多いです。ワンルームにして広々とした空間にする場合には、壁紙から家具まですべてトータルでコーディネートすることもできます。家族で住む場合には意見が合わないこともある、壁紙のデザインや色選びも自分の好みで選択してもOKですよね。
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