201502.05
ネット上や書籍などで「こうすれば不動産投資で儲かる」と銘打たれた情報は星の数ほど見つけることができます。しかし、その一方で「不動産投資で失敗した」という話もよく耳にします。本当のところ、不動産投資は儲かるのか儲からないのかわからず、戸惑っている人も多いのではないでしょうか。
その答えは「成功する人もいれば、失敗する人もいる」です。
しかし、不動産投資に成功した人たちの共通点を参考にすれば「こうすれば成功しやすい」「少なくとも損はしにくい」という経験則を見つけられるのではないでしょうか。
「ワンルームマンション投資は、自己資金がゼロ円からでもスタートできる」と喧伝している不動産会社をよく見かけます。確かに、ローンなどの借入で物件購入費の全額を賄い、不動産投資を開始することは不可能ではありません。事実、それで収益をあげておられる方も数多くおられます。
しかし、専門家に「自己資金は多い方が成功しやすいか?少ない方がいいか?」と問えば、ほとんどの人が「自己資金は多ければ多いに越したことはない」と回答するでしょう。
ある不動産物件を購入する際、自己資金と借入金を併用して購入するケースが多いと思います。この時の投資総額に占める借入金の比率が高いほど「レバレッジを効かせた」ということになるのですが、レバレッジを効かせるとROI(自己資金に対する利益率)が高くなり高利回りが期待できる反面、リスクも高くなります。もし借入金の金利が投資利回りを上回ってしまった場合、その金利を自己資金で負担しなくてはならなくなるからです。
不動産投資の収益性を高めたいのなら、ある程度のリスクを覚悟のうえでレバレッジを効かせるのもいいでしょう。しかし十分な自己資金がないと、借入金の金利に追われて投資に失敗するリスクが高くなります。
このため、自己資金の割合が高い人ほど、不動産投資の成功率は高くなるといえるでしょう。
「ラクをして儲かる」などという安易な儲け話に乗せられると、不動産投資に失敗する確率が高くなります。
マンション投資の場合、一見利回りの良い物件であっても「実は長期入居者が多いから空室率が低く、賃料も現状のまま維持できた。しかし長期入居者が退去すると、次の入居者をみつけるまでに時間がかかり、賃料を大幅値下げするしかなかった」などという失敗例があります。
不動産投資に際しては、労力を惜しまず候補物件を自分で確認し、また購入後も不動産や資産運用に関する勉強を怠らない人の方が成功率は高いようです。
不動産投資に踏み切る際、専門家からのアドバイスが受けられる体制を整えていた人は成功しやすいといえます。「物件さえ買えば儲かりますよ」というような人ではなく「このような理由があり、このようにすればリスクは最小限に抑えられます」といった実践的に役立つ情報を提供してくれる専門家です。専門家というより「投資の先生」のような存在といえるでしょう。
ネット上には、たくさんの「うまい儲け話」が転がっています。しかし、ちゃんと論拠があり、リスクを示したうえで適切なアドバイスをしてくれる人はほとんどいません。
「あなたに、長期間にわたって安定した資産運用をしてもらいたい。そうすることによってあなたの資産も増えるし、さらなる投資もしてもらえる」といった、Win-Winの関係が結べる専門家と出会うことができれば、不動産投資の成功率は格段にハネ上がるでしょう。もちろんアドバイスには真摯に耳を傾ける姿勢があることが前提です。
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