201602.22
近頃、注目されている「無垢フローリング」。木の温もりを直に感じることができて、マンション生活をさらに快適にしてくれるものとイメージする人も多いでしょう。近年では、戸建住宅の方だけでなくマンションに住む方も、こういった無垢フローリングに興味を持っています。
しかし、マンションはフローリングなどの床材のリフォームには規制もあるので、無垢フローリングに興味があるという人は、一般的な知識を覚えておくこともいいかもしれませんね。
一般的に住宅を建築する際に使用されるのは加工された木材ですよね。しかし、無垢材は天然モノで自然のまま、安心できる素材です。また木目もそのまま表現されていて見た目も美しいです。
◎ぬくもりが感じられる
基本的にはマンションは戸建住宅よりは気密性に優れていて温かいと言われています。そんなマンションに、さらに無垢フローリングを取りいれることで、温かい木のぬくもりが直に感じられます。また、天然の木材から自然の香りを楽しむことができます。無垢材に含まれる自然の香りがリラックス効果を高めてくれ、家の中にいるのに自然を体感できるメリットがあるのです。
またフローリングというと足元がヒヤリとした感覚があるものですが、自然素材の無垢材は温かい木のぬくもりを感じることが可能です。
◎アレルギーを起こしにくい
自然そのままの素材を用いることで、アレルギー症状を回避することも可能です。一般的な加工木材では、化学物質が用いられているため、アレルギーを起こしやすい人はその症状に苦しんでしまいます。ご高齢の方、幼少のお子様と一緒に暮らす場合には、自然素材に着目してみるのもいいですね。
◎耐久性が高い
手が加えられていない天然素材の無垢フローリング。年数が経っても劣化しにくいという魅力があります。お手入れをきちんとすることで、合板の床材よりも寿命が長く使い続けることが可能です。
◎オシャレな雰囲気が演出できる
木本来の持つ、温もりのあるデザインがお部屋を演出してくれます。また、自然素材ならではの特徴ですが、年数が経つことに連れて味わい深くなっていきます。
マンションでは、フローリングのリフォームには規約確認が必須です。共同住宅ですから、近隣に住む人達への配慮は欠かせません。床の材質によっては、下の階の人に音が響き、足音や椅子の音などが常に聞こえて不快な思いをさせてしまうこともあります。
戸建住宅にはない悩みがマンションならではの騒音問題なのです。フローリングにリフォームする時には、自分の好きなデザインや材質のものに自由に変えることはできません。
管理規約によって、遮音性を重視した取り決めがされているので、確認をして申請をしてからでないとリフォームはできません。規約では、遮音性の高い数値に配慮したものでなければ認められないケースが多いです。
床材のリフォームをしたいと考えたなら、まずは必ず管理組合に確認しましょう。
マンションでは遮音性に配慮しなければならないので、床材はフカフカした感じが一般的でしょう。床が柔らかいため、それがクッションとなって騒音を軽減させてくれるのです。
ただし、無垢フローリングにする場合は、フローリングそのものの硬さが出てきます。そうなると、やはり遮音性には十分気をつけなければ、リフォームが難しくなってしまいます。そこでマンションに無垢フローリングを取り入れる際には、フローリングと床の間に遮音材を施さなければなりません。
つまり、結果的には厚みが出てしまいます。そのため、無垢フローリングを施した以外の部屋や廊下との段差が生じてしまい、場合によっては扉が開かなくなってしまう可能性も否めません。
そこで、最近では改良が進み薄いものも出てきました。従来ほど、段差はありませんが多少の段差が出てしまうため、その場合は若干の建具の調整なども必要になってくる可能性もあるかもしれません。
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