201604.23
IHクッキングヒーターへのリフォームは、火を使わないから安心、ガスのニオイがないから健康的と多くの人に注目されています。そこで、中古マンションを購入してIHクッキングヒーターへのリフォームを検討している方は「マンションでは大丈夫なのか」という点が気になるところでしょう。
そこでIHクッキングヒーターについてのメリットやデメリット、マンションでのIHクッキングヒーターへのリフォームの注意点やなどについても考えてみたいと思います。
◎メリットとはどんなものがある?
IHクッキングヒーターのメリットというと、火を使わないから「調理中の火事の心配がない」という点を思い浮かべる人も多いのではないでしょうか。
また、一般的に「火力が弱いのでは?」と心配される方も多いですが、実は発効率が高くガスコンロと比べても大差なく調理が可能です。同じ分量の水を沸かした場合、なんとガスより早く沸きますし、調理時間の短縮と省エネにも繋がります。温度の異常上昇などにも自動で電源を切る機能もついていることが多いので、万が一の消し忘れの際も安心です。
火を使わないため、調理中に誤って服に引火する危険性もなく、ご高齢の方、あるいは小さな子供がいるご家庭でも、安全に使用が可能な機器です。
また、部屋の空気が汚れないのが嬉しいポイント。健康を害することもありません。
さらにIHクッキングヒーターでは、お手入れのしやすい点がメリットとしてあげられます。調理中に煮こぼれがあっても、表面が平らなのでタオルで拭くだけでOKです。ガスコンロのように、吹きこぼれた食品の汁がこびりついて除去しにくいということもありません。
◎デメリットはある?
IHクッキングヒーターのイメージとしては、メリットの方が多そうですが、デメリットは存在するのでしょうか。
毎日感じるほどのデメリットではありませんが、災害時に停電になった時に使用ができないという点がまずあげられます。復旧が早ければすぐに使えますが、少し大きな災害だと復旧までの調理が難しくなるかもしれません。
また電気を使用しているため、電磁波の影響が気になる方もいるでしょう。しかし多少の電磁波はあるものの健康被害を及ぼすまでの影響力はないと考えていいでしょう。
◎管理組合への確認が必要
IHクッキングヒーターを中古マンションに導入するのには「電源の確認」「電気の容量の確認」について注意点となります。
・電源の確認
建築時期が平成より前の中古マンションなどでは、電気の配線が100Vです。IHクッキングヒーターには、200Vの電源は必要なので、この場合にはIHクッキングヒーターは設置できません。
・電気の容量の確認
暮らしの中では、冷蔵庫、電子レンジ、テレビ、パソコンなど、さまざまな電化製品が必需品となっています。一般的なマンションですと、アンペア数はだいたい30~50Aくらいです。それにIHクッキングヒーターを導入するためには、目安として30Aの容量アップが必要となります。
しかし、マンションは一戸建てと違い、建物全体での電気の使える量が決まっていることもあります。そのため、各世帯で使える量を今現在増やせないこともあります。
特に、築年数が古い中古マンションでは、そういったケースも多いため、事前に管理組合への確認が必要となります。
築年数が古いマンションは、上記のようにIHクッキングヒーターの導入は、かなり難しいと言えます。
一方、IHクッキングヒーターの導入がOKとなったマンションの場合、業者に正式な見積もりをするようにしましょう。IHクッキングヒーター専用の電源工事の費用や本体の費用など、導入するメーカーによっても変わってきます。
また、各メーカーではそれぞれ商品の機能の特徴があります。使い勝手を重視したもの、メンテナンスのしやすさを重視したもの、デザインを重視したものなど、各ご家庭の生活スタイルに合わせたものを取り入れることをおススメします。
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