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201511.30
築年数が古い中古マンションでは和室が存在することも多いでしょう。しかし、現代人の生活スタイルでは「和室が不要」と感じることもあるかもしれません。
また、和室にある押入れの収納に不満を感じている人も多く、クローゼットへリフォームすることで活用できる収納場所となるメリットもあります。
この二つの言葉はよく聞きますが、明確に違いが分からないという方も多いかもしれません。
◎押入れとは
一般的に和室に設置されているもので、収納するものは布団などの寝具と考えるといいでしょう。布団を収納するので、サイズは間口が90~180センチ、奥行が90センチのサイズが一般的です。布団をしまいやすいように内部が上下に区分されていることが多いです。
そして押入れには「天袋」があります。手の届くところではないので、基本的に荷物が入れっぱなしになっていることも多い場所です。
◎クローゼットとは
押入れが「布団を収納する」のに対して、クローゼットは「衣類を収納する」と考えるといいでしょう。基本的に洋室に設置されていることが多く、内部には引き出しがついていたり、衣類を吊るすハンガーがかけられる部分もあります。
日本では押入れに衣類を収納しないのは、「たんす」という衣類専用の収納家具があったからです。
日本では古くから、就寝時には押入れから布団を出して、起床後には押入れに布団をしまうという生活習慣が一般的でした。しかし、現代では「ベッドに眠る」という就寝スタイルをとる方も多く、押入れに布団をしまう必要性を感じられなくなってきていることが多いです。
また「布団を収納する目的」として用いられてきた押入れは、衣類を整理するには使い勝手が悪いため、押入れを使いやすいクローゼットにリフォームする人も多くなってきています。日本人の生活習慣が欧米化したことに伴って「押入れ」の使いにくさがクローズアップされてきたと言えるでしょう。
築年数が古いマンションでは和室が存在することも多いでしょう。
◎和室のメリットはあるの?
和室は畳に障子、ふすまなどの日本的な情緒が感じられる空間です。しかし、それらは小まめな手入れが必要です。特にペットがいるご家庭などは、犬や猫の足の爪などで畳に傷がついたり、汚れたりすることもあるため劣化が早いです。そのため、適切なメンテナンスが必要です。
また、畳は住んでいる人の使用状況や環境によっても寿命が違うので、一概には言えませんが年数が経つにつれ表面の色が変化してきます。一般的には、新しい畳となってから5年前後で裏返し、また10年前後で表替えというように畳を取り替えが必要なものです。
さらに、畳の上に重い家具を長期にわたって設置していると凹んでしまう難点を感じたことのある方も多いでしょう。
◎現代人の生活にマッチしているのは洋室?
畳の部屋よりフローリングにしたいと和室を洋室にリフォームすると、現代人の生活スタイルにマッチして快適に暮らしやすくなるものです。
また、和室を寝室として使わない場合には応接間として使用するなど、和室をそのまま残しておこうと考える方もいるかもしれません。その際には「布団を収納する」という目的での押入れは不要になるので、活用しやすいクローゼットにすることもお勧めです。
和室自体が必要と感じられない方は思い切って和室を洋室へリフォームしようと考えるかもしれません。フリーリングへのリフォームはマンションの管理規約で制限されていることが多いので、しっかりと確認が必要です。
また、和室をそのままにして押入れ部分をクローゼットにするのも一つの方法です。
扉はそれぞれの利用のしやすさから選択していくことをお勧めします。
基本的に折れ戸と引き戸から選択します。
折れ戸にすると、開口部が広く取れ、荷物の出し入れがしやすいというメリットがあります。ただ、折れた部分に指を挟めるリスクもあるので子供部屋などは特に気をつけなければなりません。
また、折れ戸は引き戸に比べて耐久性が低く、経年によって開閉がしにくくなってくる可能性もあります。
押入れからクローゼットにリフォームすることは、収納しやすく快適な暮らしともなりますが、扉や内部の構造は自分の使用用途を考えながら決めていくことが望ましいと言えます。
管轄裁判所と
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与えません。
なお、裁判例として、時効消滅した管理費等を売却基準価額に含めなかった原決定に対して執行抗告を...